東光や旭化成の株への投資は海外の情勢にも注目

企業の株価はその企業自体の実力以外に、いろいろな要素が影響します。例えば円安、原油安などです。株に投資する際には常にそういう点に注意することが必要です。例えばコイル事業で国内トップの東光は、現在スマートフォン向けの高価格コイルに重点を置いていますので、スマートフォンの新規購入、あるいは買い替え需要が世界的にどういう傾向になるかで業績が変わってきます。東光はアメリカの世界的スマホメーカーや韓国の大手メーカーが主要取引先ですし、そもそも、日本の最大手スマホ電子部品メーカーが60%以上持っているという大株主ですので、スマートフォン業界全体の景気の影響を大きく受けます。この電子部品メーカー自体も、現在スマホ向けコンデンサーを重視していますから、世界的スマホメーカーについての報道が直接株価に影響を与えています。それが東光にも関係してきますので、東光への投資の際はこの面に注目しておきます。旭化成の外部要因は、まず原油安です。総合化学メーカーの旭化成は石油化学が中心ですので、原油安はプラス要因です。また、海外ではアメリカ、ヨーロッパ、中国などと大きく関係がありますので、それらの国の経済が現在どういう状況か、あるいは今後どうなりそうかに注意していきます。なお旭化成は、子会社のデータ問題でいったんは株価が低めぎみでしたが、現在は落ち着いています。そもそも、旭化成という企業は広く多角化されていますから、長い目で見ると株価への影響は少なくなるとも考えられます。旭化成は現在、AEDやウイルス除去など、医療器具、救命機器などにも力を入れていますが、こういった新規事業にも次々着手している企業ですから、投資の際にはこの点に常に注目していくことです。