詐欺?Vimeoから高額請求がくる条件、真相、利用者からの声を解説

高品質な動画を配信できるプロ向けのツールとしてブランド化されているVimeoですが、
Vimeoから高額請求された!!」と一部のユーザーの声が聞かれます。

実際にどうなのか気になりますよね。

そこでこの記事ではVimeoから高額請求がきた利用者の声や真相、請求がくる条件まで徹底解説します。

・Vimeoはなんで高額請求してくるの?
・Vimeoの高額請求は悪質では?
・請求がくる流れは?

そんな疑問にお答えしますので、Vimeoからの高額請求が不安で利用を迷っている方はぜひ参考にしてください。

高額請求されないポイントを身につけVimeoを快適に利用しましょう!

Vimeoから高額請求に関する声のまとめ

Vimeoからの高額請求に関する声をまとめました。

詳しく解説していきます。

 Vimeoから高額請求が来た人の声

以前XにVimeoから高額請求がきたとこちらのポストが話題になりました。

この件についてまとめると以下の内容です。

・ポスト主はPremium(現Advanced)という個人契約をしていた

・全世界上位1%に入って200万円もの請求がきた

・請求がきた理由は使用している通信データ量が個人契約の域を超えているため

・「データ超過分(200万円)を払って契約を打ち切るか、法人向けのEnterprise契約(200万円)にして継続するか」vimeoから要求を受けた

・Vimeoと交渉し、50万円で法人向けのEnterprise契約した

こちらのポスト主はコロナ禍で観客を入れてのライブができなくなり、ライブハウスの存続が危うくなりました。

そこで何かできないかと模索していく中でライブ配信に活路をみいだし、動画の画質や音質に定評があるVimeoの利用を始めました。

しかしライブ配信を頑張っていたら「使用している通信データ量が全世界ユーザーの上位1%に達したから追加請求をします」と突然Vimeoから連絡があったようです。

このポストを見るかぎり「突然高額請求がくるかもしれない」とVimeoを利用することが不安になりますよね。

この件について解説している人の声

こちらはこのポストについて解説している方です。

この記事の内容をまとめると以下の内容です。

・Vimeoは使いすぎると警告メールがくる

・事前連絡なしに突然高額請求が来ることはない

・警告を無視しているとアカウントが凍結される

・月当たり通信データ量が2TB〜3TBで上位1%になる

こちらのポスト主も同じようにVimeoからメールが送られてきたようです。

しかし突然Vimeoから請求が来るわけではなく、使いすぎるとまずは警告メールが来ました。

警告メールの内容は

過剰に利用が行われた場合は 事前に書面で通知した上で 、 過剰使用に対する料金を請求し、より適切なプランへのアップグレードを要求し、またはお客様のアカウントを解約することができる

とあり、1週間にわたり返事の催促が来たので返答するとアカウントは凍結されませんでした。

つまりVimeoを使いすぎても突然高額請求されることはなく段階を踏んだ警告が行われています。

また200万円という高額請求ですが他の動画配信サービスと比較すると圧倒的に安いという見解も出ています。

そしてこちらポスト主がVimeo公式に質問したところ、

・事前通知無く突然請求することはない
・過去の過剰利用分について、遡及して請求することはない

という回答を得られた記載があり、Vimeoの対応について高額請求されたポスト主とのギャップを感じますね。

Vimeoから追加請求がくる条件と流れ、悪質なのか?

高額請求がきた人の声を聞くとVimeoは悪質な印象がありますよね。

実際はどうなのか、Vimeoから追加で請求がくる条件と流れについて詳しく解説していきます。

そもそもVimeoの機能や料金プランは?

Vimeoは動画を投稿して共有できるだけでなく、動画の販売や月額のサブスクリプション、レンタルなどもできる動画配信サービスです。

広告が一切表示されないため快適に視聴できると評判が良いです。

しかし広告が表示されないため投稿した動画が視聴されても広告収入を得ることはできませんが、動画の販売料や月額のサブスクリプションなどで収益を得ることができます。

無料でも使うことができますが、制限が多いため有料プランに加入して利用する人がほとんどです。

※Vimeoの料金プランの比較はこちら

プラン Free Starter Standertd Advanced Enterprise
料金 無料 2,000(年間契約にする40%OFF) 4,833円(年間契約にすると40%OFF) 9,167円(年間契約にすると40%OFF) 要見積もり
シートライセンス数 1シート
シート追加不可
1シート
シート追加可能
3シート
シート追加可能
3シート
シート追加可能
カスタム
ストレージ 1GB 100GB 1TB 5TB 無制限
動画のアップロードと作成 3 60 120 500 カスタム
配信ライブの可否 × × × ⚪️ ⚪️
オンデマンドで動画販売 × × ⚪️ ⚪️ ⚪️
帯域幅 月々2TB 月々2TB 月々2TB 月々2TB カスタム
vimeo AI機能へのアクセス × × ⚪️ ⚪️ ⚪️
vimeoのウォーターマークの削除 × ⚪️ ⚪️ ⚪️ ⚪️

追加請求の条件

Vimeoから追加請求がくる条件とは

帯域幅の使用量が過去 12 ヶ月間に、月々の 2TB を少なくとも 2 回超過した場合または過去 12 ヶ月間に月々の使用量が 10TB を 1 回超えた場合

(Vimeoヘルプセンターから引用)

とVimeoの公式サイトに記載されています。

帯域幅とは視聴者に動画を配信するために使用されるデータのことで、データ通信量のことをいいます。

料金プランの比較を見るとFree〜Advancedのプランは帯域幅が月々2TBまでの制限があり、この2TBを超えた際に追加請求がくる可能性があります。

とはいえ2TBってどれくらい使うとなるのかイメージすることは難しいですよね。

だいたい「視聴者数が200人を超えるライブ配信を週1回程度」を行っていると2TBを超えてしまう場合があります。

ただVimeoの公式サイトでは大多数のVimeoユーザー(99%以上)が毎月の帯域幅の制限値には達しないとの記載もあるため、多くの方は追加請求されることはないでしょう。

メールなどのお知らせの流れ

もしVimeoを使用していて2TBを超えてしまった場合、まずは自動通知の警告(メール)が送られます。

内容としては帯域幅の使用量をVimeoの1ヶ月の制限未満(2TB以内)に保つよう促すメールです。

そしてさらに追加請求の条件を満たしてしまった時にはVimeoのチームより直接連絡がきて今後の対応を提案してくれます。

提案の選択肢としては

1.帯域幅の使用量を月々 2TB未満に削減し、現在のVimeoプランを継続する。

2.VimeoカスタムまたはEnterpriseアカウントへアップグレードする(料金は予測される帯域幅の使用量によって異なる)。

3.Vimeoがニーズに合わず最適なソリューションでなくなった場合に備えて、乗り換えの代替オプションを検討する。

と利用者のニーズに合わせてさまざまな提案をしてくれます。

この連絡を無視していると30日後にはアカウントを凍結されてしまいますので、連絡を受けた際は必ず対応しましょう。

悪質と言えるのか?

Vimeoから追加請求がくる流れを解説しましたが、とても悪質とは言えません。

以前は追加請求がくる条件として「全ユーザーの上位1%に到達した場合」という非常にあいまいな表現でした。

追加請求がきたユーザーは”なぜ自分が請求されたのか”と疑念を抱いたことでしょう。

そのためVimeoに対して不満をもつユーザーも多く、追加請求が”悪質”と思われる方も多かったです。

しかし2022年4月に「2TB以上消費時」という内容に変更され、追加請求がくる条件が明確になったためユーザーも納得してVimeoを使えるようになりました。

また2TBを超えてもすぐに追加の請求が来るわけではなく、まずは使いすぎの警告メールが届くので自身で帯域帯の調整をすれば請求されることはありません

昔は高額請求をしてくる悪質なサービスだと騒がれていたVimeoですが、現在はプロの動画クリエイターも愛用するセキュリティの高いサービスです。

追加請求が不安でVimeoの利用を迷っている方は安心してご利用ください。

まとめ

Vimeoから高額請求がくる件についてまとめました。

・帯域帯の使用量が2TB超えると請求される可能性がある
・すぐに請求されるわけではない
・警告メールを受け取ったら返信しないとアカウントが凍結される

Vimeoは広告収入がないため配信コストを定額サブスクリプションの料金で運営しています。

制限を超えての帯域帯の使用は運営コストに関わるため追加請求されても文句は言えませんよね。

しかしすぐに請求はされませんし、自身のレポートで使用量をチェックさえすれば問題ありません。

広告のない動画配信サービスのVimeoを快適に使いましょう!